ビットコインの次に有力な仮想通貨って何？ 『ネム（NEM）【XEM】』に期待する３つの理由
最終更新日：2017年12月10日
ビットコインに代表される仮想通貨ですが、ビットコインの代わりのコインの総称として、「アルトコイン（Altocoin）」という呼び方があります。
前回紹介したイーサリアムは、その時価総額から、アルトコインの代表ともいえますが、アルトコインには他にもまだまだたくさんあり、その数は1000種にものぼるとも言われます。
アルトコインのほとんどはまだ世間で認知されていないものばかり。つまり、もし今のうちに買っておいて、何らかのニュースで世間に知れ渡るようになったら、その価格は一気に跳ね上がることが予想されます。
そんなわたくしコインダディーのひそかな期待も込めつつ、将来的な可能性を秘めている仮想通貨について、主要な特徴にフォーカスして紹介しています。
（あまりに専門的な話だと難しくなってしまいますので、必要なポイントのみで、しかもできるだけ分かりやすく噛み砕いて解説しますので、必ずしも正確ではない部分があることはご了承ください。）
イーサリアムに比べて全然認知度が低いNEMですが、実はわたくしコインダディーが今一番期待しているのはこのNEM（通貨としては XEM）なのです！
NEMとはNew Economy Movementの頭文字からとって作られた言葉ですが、NEMというシステムを使って、New Economy Movement（新しい経済の動き）を作っていこうという考えがあります。そのNEMの中で使われる仮想通貨の名称がXEM（「ゼム」と読みます）です。
わたくし、コインダディーがNEM（XEM）に注目する３つの大きな理由を紹介したいと思いますので、もしよければ最後まで読んで頂ければと思います。
＜NEMのポイント＞
それでは１つずつ見ていきましょう。
総通貨量がすでに発行済み
ビットコインなど多くの仮想通貨は通貨の総発行量が決まっているものの、その総数はまだ全て発行しきられておらず、マイニング（採掘）によって使える通貨量が増えていく仕組みになっています。しかしNEMの通貨である「XEM」はすでにその通貨総量が発行済み（8,999,999,999XEM＝約90億XEM）であり、これから新規に発行されるXEMはないということです。
なぜこれがXEMの期待される可能性として挙げられるかというと、一般的に人間は「限りあるもの」に価値を見出す傾向にあるためです。その代表的な例として金（GOLD）がありますが、このようないわゆる『希少価値』を持つものが、需要と共有のバランスを保つためには、必然的にその価格が高くなっていくことが多いです。
通貨総量が発行済みで、さらにこれから新規に発行される量がないXEMですから、今後NEMのシステムを用いたプロジェクトがどんどん実用化されてくるようになれば、そこで使われるXEMにも価値が出てくると考えられます。「有限」であるXEMはまさに可能性を秘めた通貨であると思っています。
プルーフ・オブ・インポータンス（PoI）による富の再分配
NEMの大きな特徴の一つとして挙げられるのが、プルーフ・オブ・インポータンス（PoI）を採用しているという点です。
プルーフ・オブ・インポータンス（PoI）に似た言葉に、プルーフ・オブ・ワーク（PoW）、プルーフ・オブ・ステーク（PoS）があり、これらについてはイーサリアムのところで簡単に説明をしています。
PoWでは仕事（いかに早く取引の正しさを明らかにしたか）によって、PoSでは通貨の持ち分（いかに多くかつ長く通貨をもっているか）によって、マイニングによる報酬が得られやすくなりますが、PoI（=Proof of Importance；重要性の証明）では、「ネットワークに対し、いかにその投資家の関与が重要か」によって報酬がもらえるという仕組みを取っています。（NEMは新規の通貨発行がないので、マイニング報酬ではなく、取引の承認のために支払われた手数料を報酬として受け取る「ハーベスティング（収穫）」が行われます。）
つまり、PoWやPoSではお金を持っている人が比較的有利なのに対し、PoIではお金持ちが有利な面はあるけれども、「NEMネットワークに積極的に参加し、そこに貢献した人はその通貨XEMを受け取ることができますよ！」という、ネットワークにアクセスさえできれば世界中の誰にでも平等にその機会が与えられる、さらに一歩進んだ考え方から成り立っています。
今、発展途上国を中心に、インターネットにアクセスできるようになる人たちが増えています。NEMのPoIによって、これまではお金を得ることが困難だった国の人々も、ネットワークにアクセスさえできれば、NEMのプラットフォーム上でXEMという価値を得られる可能性が高くなっていくことが予想されます。これがやがて富の再分配につながり、ひいては世界経済の好転へとつながっていけば、NEMによってまさにNEM（New Economy Movement：新しい経済の動き）が引き起こされていくという本来の考えに合致した未来が描かれていくのではないかと思っています。
また、別記事でMOOVERというICOについても解説していますが、このMOOVERプロジェクトの思想は、「世界中の誰もがインターネットを使える世界を実現する」というものであり、MOOVERプロジェクトの成功もNEMの可能性をさらに引き上げるものになるのではないかなと期待しています。
MOOVERについてはこちらの記事で詳しく解説しております。
「mijin」で進む実用化への検証実験
NEMの技術とコンセプトに基づいた新しいブロックチェーン技術として近年注目を集めているのが日本のテックビューロという会社が提供する「mijin（みじん）」というプライベートブロックチェーンです。
「mijin」の開発にはNEMの開発者も加わっており、パブリックなブロックチェーンであるNEMとの間で互換性もあることから、「mijin」はNEM（XEM）の新しい活用の場として期待されています。
そんな「mijin」ですが、2016年末から2017年にかけて実用化への適用実験を複数進めており、いくつかの成功例もおさめています。
このようにNEMの関連技術に注目が集まっているということは当然NEMへの期待も高く、今後の成長の可能性が期待されるところですね。
mijin.io
以上、本当にポイントのみですが、NEM（XEM）について紹介しました。
もちろんNEMも、イーサリアムと同様にスマートコントラクトの機能をもつことや、ブロックチェーン上でのブロック生成速度（取引の承認速度に相当）が約1分と早いことも、いまや仮想通貨ブロックチェーンとして当然のごとくNEMにも備えられています。
NEM（XEM）は2015年3月にリリースされ、その後しばらくは1XEM＝約0.015円という超低価格でした。それが2017年12月には一時70円という値を付けましたので、3年弱のうちに4600倍ほどになっています！10万円が4億6千万円です！いわゆる「億り人」の中にはXEMを持っていた人も多くいそうですね！
しかし、上記ようなNEM（XEM）特徴を考えてみると、まだまだ可能性を秘めており、今後開花していく仮想通貨ではないかなと考えています。冒頭にも記載しましたが、現時点ではコインダディーは一番お気に入りの仮想通貨であります。
※ここで挙げている仮想通貨の将来予想はコインダディーの個人的な意見であり、この仮想通貨を買うことを推奨するものではありませんので、その点を十分にご理解のうえ、ご自身で判断し責任を持って投資をするようにしてくださいね！
なお、NEMの通貨であるXEMは当ブログ内でオススメしているコインチェックさんで購入が可能です。これからのNEM（XEM）の可能性に夢を託してみたい、応援したいという方は、まずは口座開設だけでもしておくのがよいかと思います。
こちらの記事で、コインチェックさんの口座開設と実際の購入の仕方についてをまとめていますので、参考にしてください。
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コインダディー（coindaddy)です！
— coindaddy (@coindaddy1) 2017年11月26日
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