大損・破産・退場しないために！仮想通貨取引をする上で忘れてはならない４つのポイント＋α！コインダディーの10年以上の投資・投機経験から大解説！
最終更新日：2018年2月4日
ビットコインおよび、イーサリアム・リップルなどのアルトコインが連日乱高下していますね！仮想通貨取引にも大量の資金が流入してきて、活況になっているのはいいことですが、この世界では安易な考えの投資家・投機家は、ある日突然一瞬で奈落の底にたたき落とされ『抹殺！』されます（信じられないかもしれませんがホントです・・・）。
2/4追記 実際に、2018年1月のコインチェックのNEMハッキング事件に端を発した大暴落では、かなりの数の方が一瞬でこの世界から「退場」しています。
仮想通貨の賑わいから、この世界に足を踏み入れた方も多いかと思いますが、「浮かれているときが最も危険」ですので、今回の記事では、10年以上この世界で生き残っているわたくしコインダディーの投資・投機経験から、「仮想通貨取引をする上で忘れてはならない３つのポイント＋α！」について解説したいと思います。
みなさんがずっとハッピーでいられるために、是非じっくり読んで理解を深めて頂きたいと思います。
[目次]
1. 投資・投機を理解する
『投資』とは？
投資とは、広い意味では、「未来に得る利益のためにお金を投じること」を指し、この意味では投資も投機も区別がないですが、株や仮想通貨などにお金を投じる場合は、この２つの言葉を分けて考えておいた方が良いと思っています。
わたくしコインダディーは、投資を『そのもの自体に将来的に成長する価値があると考え、お金を投じること』と定義しています。つまり仮想通貨の場合でいえば、例えば、「イーサリアムやNEM自体がもつ機能などから、未来はもっとその価値が上がるだろう」と考え、その将来性にお金を投じる行為を投資と呼びます。
株や仮想通貨においては、よく「ガチホ（ガチでホールド、ガチガチのホルダーなどの意味）」という言葉を耳にしますが、特定の仮想通貨がもつ本質的な機能や使われ方が、現時点ではまだ十分にその価値を発揮されていないと考えるならば、目的の価値になるまでは将来にわたってホールド（保有＝売らない）をしつづけるというのはある意味合理的な考え方かなとは思います。
『投機』とは？
では一方で投機とはどのような意味でしょうか？ ニュースなどでは、「特定の投機集団によって意図的に資金が投じられたため、想定外の事態になりました。」などと使われるため、なんだか「投機＝悪いこと」のようなイメージを持っている方も多いのではないでしょうか？
しかし、コインダディーは、投機を『そのものの直近の価格の動きに注目し、短期的に利益が出せると考え、お金を投じること』と定義しています。投機の場合に注目するのは、「価格（値動き）」だけであり、つまり、「どこの会社の株」だとか「どの仮想通貨」だとかいうことは全く関係なく、チャート等で値動きだけを確認し、儲かりそうならお金を投じ、当初予定していたところまでいったら利益を確定する（値幅を取る）、という行為です。
ですので、投機においては「ガチホ」という概念はそぐわないというのがコインダディーの認識です。だって、投機は値幅を取るのが目的なので、目標値幅が取れれば目的達成、取れなければ損切りとなるわけで、ずっとホールド（保有）しておくという考え方がそもそもないはずですからね。
このように投資と投機を整理した状態で、今の仮想通貨相場を見てみますと、ほとんどの相場参加者は投資家（ガチホしている人たち）であり、数は少ないが大きなお金を持っている人たちが投機をしている、と感じます。
現時点での仮想通貨相場は、株式相場などに比べるとまだまだ未成熟なため、１つのトレンドに相場が動き始めたら、しばらくの間その流れが続く傾向にあると思います。全体的には上昇トレンドにあると言えると思いますので、その意味では投資（ガチホ）をする人が多いのも納得できます。
ご自身の大切なお金を投じるわけですから、自分がやっているのが「投資」なのか「投機」なのかはしっかり理解した上で行うのがよいと思っています。
2. 許容できる損失額を確定する
投資においても投機においても、一番大切なのはこの点ではないかと思います。今は上昇トレンドの相場かもしれませんが、いつそれが反転するかは分かりませんし、トレンドは反転しないにしても、レバレッジ取引（持っている現金を担保にして、それ以上のお金を借りて取引すること）をしている場合は、瞬間的な急激な値下がりによって大きな損失を被ってしまうこともあり得ます。そのため、「何が起こったとしても許容できる損失額」をあらかじめ決めておくことが肝心です。
そのため、投資でも投機でも、『損切り』をすることが必要です。当初の思惑からどのくらいまで逆行したら（仮想通貨を買っている場合は、買った価格よりどのくらい下がったら）、その時点で損を確定する、ということを決めておかなければなりません。「今の上昇トレンドならそのうち戻るだろう。」人は苦痛を避けるようにプログラムされている生き物なので、このように考える方は多いと思いますが、コインダディーの10年以上の相場経験から申しますと、損は小さいうちに確定させておいた方がよいです。もちろんその時点では苦痛は伴いますが、そのようなときほど価格は戻らず、どんどんと損失額が膨らみ、限界の限界に達するまでずーっと苦痛が続きますので、小さい損失・小さい苦痛のうちに解消してしまった方が精神的にも経済的にも良いです（コインダディーが初心者だったころの実体験です！！）
それでもなかなか損切りができないという方もいらっしゃるでしょう。そのような方でも、次の２点だけは必ず守るようにして下さい。
・レバレッジ取引はしない！
⇒レバレッジをかけた取引では自分が許容できる額以上の損失がでることがあります！
・購入資金は本当になくなってもよい額だけにする！
⇒人によって10万円、100万円など違うと思いますが、今のご自身の収入と生活を考え、本当に全て無くなったとしても生活に大きな支障が出ない範囲の金額にとどめましょう！
この2点を守るだけで、破産して人生もうダメ、ってことは無くなりますので、絶対に守っていただきたいです。相場は逃げません。まずは相場で生き残ることが肝心です。なお、相場との付き合い方については、こちらの記事でもまとめています。私自身の10年以上の相場経験からまとめた記事ですので、正直、かなり参考にして頂けるのではないかと思います。
3. 自分の資産は自分で管理する
最後に、資産の守り方についてお話したいと思います。先に書いた「損切り」も資産を守るために必要なことですが、持っている仮想通貨を取引所に置きっぱなしにしていらっしゃる方は意外と多いのではないでしょうか？これはやはり得策とは言えません。マウントゴックス事件のようにここがハッキングされたらもうオシマイです。
もしあなたが仮想通貨で10万円以上の資産があるのであれば、ハードウォレットで仮想通貨を管理をするべきと考えます。ハッキングされて文句を言うのは全くのナンセンスですし、言ったところで何も解決しません。そういう判断をした自分にも非がある。まさに「自己責任」です。
ハードウォレットについては、初心者でも使いやすいTREZOR（2018年購入版）について、こちらの記事でとても分かりやすくまとめていますので、是非参考にしてみてください。
2/4追記 2018年1月にコインチェックがハッキングされ、580億円相当のNEMが盗まれました。このとき、コインチェックに置きっぱなしにしていた方は、NEM以外の仮想通貨でさえもしばらくの間、送金も出金もすることができず、その後の大暴落に巻き込まれ大きく資産を減らしてしまいました。ハードウォレットにいれておけば・・・と後悔された方が非常に多かったです。。。
仮想通貨相場がにぎやかになるのは本当にうれしいことですが、『相場では「想定外」が必ず起こる。1秒先すら予想不可！』ということを常に心において、投資・投機および資産管理をすべきと強くお伝えしたいです。
4. 全ての結果はあなたのもの
投資・投機のいずれにおいても、大きな利益がでることや、とんでもない損失を被ることがあります。しばしば「投資は自己責任」と言われますが、この言葉の意味は、これらの『利益・損失は両方とも全てあなたのもの』ということを理解しましょう。つまり、他の誰もあなたのために利益を出してあげることはできないし、あなたの損失を引き受けてくれることもありません。
投資・投機における情報も同じです。ネット上にはたくさんの情報が出回っていますが、そのすべてを取捨選択するのもご自身の責任です。「仮想通貨のプロと自称する人の言うとおりにしたのに、大損した！」と騒いでも、その情報を正しいと思い込んで信じたご自身の責任ということです。なんだかとってもキツイ言い方をしているようですが、相場の世界で生き残るには自分で判断し、起こることのすべてを受け入れなければならないということは是非肝に銘じておいてください。
これらを本当に理解したとき、投資家・投機家として一人前になれるのではないかと思っています。
おまけ ～相場は予想できるもの？～
最近、「○○コインの来週の値動き予想」のようなものをよく目にします。予想自体は自由ですので、否定するつもりはありませんが、当ブログでは特定のコインの直近の値動きについて予想・予測することは致しません。これもわたくしコインダディーの経験からなのですが、相場の予想はあまり意味がないかなぁと思っているためです。当たるも八卦、当たらぬも八卦、という感じです。
それよりもこれまでに述べてきたとおり、許容できる損失額を認識し、相場の雰囲気を感じて相場に参加しながら投資家・投機家としてのレベルを上げていき、一生涯かけて少しずつ資産を築きあげていくというスタンスの方が、結果的にはよいパフォーマンスを得られると感じています。
最後に予想があまり意味のないもの、と感じる事例を１つ紹介したいと思います。
こちらのローソク足チャートをご覧ください。
直近で急激に価格を上げてきていますね！この勢いのままさらに上げていきそうな感じもしますが、直前で反転のサインとも言われる長い上ヒゲのローソク足が出ています。ちょっと価格的にも高いところにいるから、下げてきそうな感じもしますね。。。
ここから3日後の同じチャートです。
やはり、一度上ヒゲのローソク足の高値を一瞬超えたものの、出来高を伴った大陰線で下げ始めていますね。チャートではそんなに下げているように感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、15万から一時10万割れまで下げていますので、約35％もの大暴落です！
さて、みなさん、このあとこのコインの価格は上がると思いますか？下がると思いますか？
・・・。
「上にも行きそうだし、下がってくる感じもするし、どっちの可能性も考えられそう・・・。」
そうです、もしこの時点で正しいことを言おうとすると、このような表現にしかならないのです。つまり、「この先どうなるかを確実に言うことは不可能！」であり、どっちに動くかの予想にエネルギーを割くことはほとんど意味がないということです。
もちろん、チャートの形や相場の雰囲気などから、「まだ上げの勢いは完全に失われてはいなさそう」ということは言えそうです（私もそんな感じはします）。しかしその程度でしかないので、不確実な相場を予想し、その予測した方向に資金を大量に投じるというのが、いかに危ない行為かということが、ここまで読んで頂いた皆様にはご理解いただけるところかなと思います。
また、チャートの特性として、無意識のうちにイメージを植え付けられているということも知っておいた方がいいポイントです。
チャートをみて取引をする際には、チャートの一番右端（一番新しいローソク足のあるところ）で判断をしなければなりません。しかし、上のチャートをお示しした際に、「高値圏だから下げてきそうだな」と感じたとおり、画面全体で表示されるチャートに対し、右端のローソク足がどの位置にいるか、を無意識に見てしまうので、どうしても高値圏・安値圏のイメージが植え付けられてしまいます。
こちらのチャートも見てみてください。最近のビットコインのチャートです。やはりものすごい上げなのですね。今は高値圏にいるな、というイメージを持ってしまいますよね。
しかし、赤丸のところも見てみてください。ここにものすごい小さな上ヒゲのローソク足が見えますね。実はこの赤丸中の上ヒゲのローソク足は、さきほどまで上のチャートで見ていた上ヒゲのローソク足なのです。こちらのチャートでは赤丸部分はものすごい安値圏にいますが、さきほどチャートを見ていたときは、まさかこんな安値圏になるとは思いもしなかったですよね！
つまり、ここまでいろいろなチャートを出して、何が言いたかったかというと、「いくらチャートの右端でその後を予想しようとしたってムダ！」ということです。
ですので、やはりこの世界で生き残っていくためには、当たるか当たらないか分からない予想をして、それにお金を賭けるということではなく、これまでにご説明させていただいたように、
1. 投資・投機を理解し、
2. 許容できる損失額を確定し
3. 全ての結果はあなたのものと受け入れる
ということが重要なポイントとなってきます。
今回はとっても長くなってしまいましたが、ここまで読んで頂いてありがとうございました。
途中では偉そうなことも言っておりますが、コインダディーの当ブログにお越し頂き、新情報を楽しみに待っていてくださる皆さんがいらっしゃいますので、やはり一人でも多くの方が笑顔でハッピーでいてほしいと思い、３つのポイントとして紹介させて頂きました。
自分の周りの人たちをはじめ、なかなか恵まれない環境にいる人たちにも幸せな笑顔を分け与えられる投資家・投機家になることを目指して、頑張っていきましょう！！
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— coindaddy (@coindaddy1) November 26, 2017
仮想通貨とその周辺情報について、いち早く反応していこうと思いますので、よろしくお願いいたします。
